初めて読んだ小説の話

僕が生まれて初めて読んだ小説は「クレヨン王国 七つの森」という本でした. 未だに手元にあります.

この小説は,小学生たちが自然観察クラブという集まりで合宿をするところから始まります. 仲の良いクラスメイトと合宿...,これだけで当時はワクワクしました.

この合宿の最中に,きもだめしオリエンテーションというものが開催されます.

なぞめいた手紙を読み解いて宝物を探していくうちに,クレヨン王国に迷い込んでしまう. クレヨン王国に住む動物たちとふれあううちに,苦手なものを克服してく...というお話です.

このお話に出てくる,動物たちは,ファンタジーの国の住人なのにもかかわらず,すごく人間的な悩みを持っています. そして,その悩みをそこに乱入した少年少女たちと解決していくのです.

単純に言ってしまえば,このお話の主張は,人間と他のいきものの共存は大事だよ,ということだけです. ですが,物語の作り,キャラクタの人間臭さなどから,嫌味なく素直にそうなんだなと感じることができます.

クレヨン王国はシリーズ物で,他にもいろいろなお話があります.

大人が呼んでも楽しめるお話ばかりですので,ぜひ,読んでみてください.