graphiteのインストール

何回かに分けてgraphiteについて書いていく。 まず、インストール方法について、日本語でまとまっているページがないので、 まとめておく。

graphiteって何が良いのさ、ってことについては、次くらいに書くよ。

インストール

全部、pipでインストールして問題ないよ。 だけど、graphite-webに依存する各種ライブラリのインストールには注意が必要。

graphite-web

いくつか気をつけなければならないことがあるよ。 下記の通りでうまくいく。

django

1.4.3を使ったほうが幸せになれる

    pip install Django==1.4.3

django-taggingは0.3.1を使ったほうが幸せになれる。

    pip install django-tagging==0.3.1

ここまでは、versionに気をつけるぐらいで、特に問題なく行く。

mysql-python

graphite-webはmysqlを必要とする。ライブラリのインストールはpipで簡単。

    pip install mysql-python

で、migrationをしなきゃならないんだけど、djangoを使ったことのない人は少し困ると思う。 下記のコマンドでうまくいく。db周りの設定はlocal_settings.pyに書くよ。

    python manage.py syncdb

ここまで設定すると、下記のコマンドで、graphite-webを起動することができる。

   ./run-graphite-devel-server.py --port 8080 /opt/graphite 

だけど、画像が作成されないと思う。 もう1つだけ、依存するライブラリのインストールが必要で、下記になる。

py2cairo

こいつは依存関係が複雑で、大変。 こいつはcairoに依存するので、cairoをインストールする。

cairo

cairoはpixmanに依存する。絶望の始まり。

pixman

pixmanはconfigure;make;make installで/usr/local/以下に入る。

cairo

pixmanのインストールは簡単だったよね。 ここで、一個、気をつけなきゃいけないことがある。/usr/local/以下はpkg_config_pathが通っていないってこと。 そのため、cairoをconfigureしようとしても、pixmanを見つけてくれない。 ので、通す。

    export PKG_CONFIG_PATH=$PKG_CONFIG_PATH:/usr/local/lib/pkgconfig/

あとは、configure;make;make install。と思ったんだけど、ダメ。

     configure --enable-gobject=no 

って感じで、gobjectを無効にするとうまくいく。

py2cairo

やっと、py2cairoだ。 複数のpythonを使っている場合、環境変数pythonを指定する必要がある。

    export PYTHON=/usr/bin/python2.7

後は、/etc/ld.so.confに/usr/local/libを追記して、

    ./waf configure --prefix=/usr
    ./waf build
    ./waf install

下記のコマンドでversionが表示されればうまく行ってる。終わり。

    python2.7 -c 'import cairo; print cairo.version'